きみ 「あのですね、辻先輩」
竜彦 「……」
きみ 「もう30分もたちますね」
竜彦 「……」
きみ 「全然進んでないですね」
竜彦 「……」
きみ 「昨日、高校の数学が難しいって言ったから小5の算数までレベル下げたのですが」
竜彦 「………」
きみ 「ただ予算内でノートと鉛筆と消しゴムがそれぞれいくつ買えるか求めるだけなのですが」
竜彦 「…………」
きみ 「いい加減、切れそうなのですが」
竜彦 「………………すまん、ムリだ」
きみ 「勉強教えてくれって言ったの先輩じゃないですかァーーッッ!!!(噴火)」
ハ・夢・希 (((あの子だけは怒らせてはいけない…!)))←恐怖

足手まといになりたくなくて、頑張って1年生に数学の教えを請う3年生でした。
でも空回り。彼なりにきみのためを思って(?)頑張っているのですが…。
ちなみにきみは「自分ひとりでやった方が早く終わる」とか思っちゃってるので
全然気にしてなかったりしてね!(完全なる一方通行)

一覧にもどる